Proposition 65 (州規制) 対応
Proposition 65とは
Prop 65(Proposition 65)は、正式名称を「安全飲料水及び有害物質施行法 (Safe Drinking Water and Toxic Enforcement Act) 」という、カリフォルニアの州法です。本法の下、カリフォルニア州は発ガン性があるとされている、或いは出生時の障害や生殖に害をもたらす可能性のある化学物質のリストを作成しています。カリフォルニア州内でビジネスを行う企業は、対象物質に人間が晒される前に、「明確かつ合理的な警告」を与える義務があります。
Prop 65の特徴は、企業がProp 65の定める義務を履行しなかった場合、公の機関だけでなく、民間団体や個人が違反した企業を訴えることができる点にあります。民間団体や個人による訴訟は和解金によって解決されることがほとんどで、その金額は2014年度の平均が4万4,467ドルと高額です。一方で、カリフォルニア州政府は有害化学物質のリストをしばしば変更するため、その動向を注視し、カリフォルニア州で販売される自社製品の対応を行うのはほとんど不可能といえます。
グロービッツは、御社の製品がProp 65の有害化学物質リストに登録された化学物質を含むかどうかの調査、対象化学物質を含む場合の対応方法のコンサルティングを提供します。また、米国ロサンゼルスに拠点を置くコンサルティング会社として、Prop 65関連情報を常にモニタリングしておりますので、Prop 65規定に変更・更新があった場合には迅速にご連絡可能です。カリフォルニアでのビジネスパートナーとして、是非グロービッツをご選択ください。
※Prop 65規制に関するニュースレターも配信しております。
Proposition 65 Article 6
新警告表示方法 (Article 6の改定)
規制施行日:2018年8月30日
条項:"Clear and Reasonable Warning"
食品や消費者製品への警告表示方法について
2018年8月30日より新表示方法で警告表示を行う必要があります。
今回の改訂により食品ではダイエタリーサプリメントにも消費者用の製品とは別の警告表示を行うように定められました。
以下4つの何れかにあてはまる場合、プロポジション65 Article 6の対象となります。
①ガンになる危険性がある物質
②生殖毒性物質
③一つの物質に①と②が両方該当する
④一つの製品に①と②が両方該当する
対象製品である場合、原材料、詠唱表示、使用方法、その他の表示から区別するため、
上記①~④のケースを四角い枠で囲むように定めています。[§25607.1]
上記はProposition 65 Article 6の一部のみ解説しており、
実際の改正は食品(サプリメント)のみに留まらず、多くの分野にて対応が必要です。
グロービッツではプロポジション65に関するご質問を受け付けております。