FDA食品栄養成分表示の変更について
FDAは2016年5月27日に新栄養成分表示の最終規則を公表しました。食生活による肥満や心臓疾患などの慢性疾患へ及ぼす影響が背景にあり、新表示の導入より、消費者はより健康的な食品の選択が可能となります。
年間売上高 1,000 万ドル以上の食品製造業者は2020年1月1日、1,000 万ドル未満の業者は2021年1月1日、単一成分の糖類(はちみつ、メープルシロップ、一部のクランベリー製品)の製造業者は2021年7月1日までに、新表示への変更が必要となります。
主要な変更事項
- • カロリー、内容量、サービングサイズの文字サイズの変更
- • これまでのビタミン D 、カルシウム、鉄、カリウムの一日摂取量(%)に加え、実際量の記載
- • 一日摂取量(%)の説明の変更
- • 添加糖類(added sugar)については、量(g)と一日摂取量(%)を表示
- • これまでのカルシウムと鉄の含有量表示に加えて、ビタミンDとカリウムの記載を追加
- • カロリー表示の変更
- • 塩分、食物繊維、ビタミンDなどの栄養素の一日摂取量は、最新の栄養科学データに基づいて変更
- • 一部食品のサービングサイズの変更(例:アイスクリーム: 1/2 カップ→ 2/3カップ、炭酸飲料: 8オンス→12オンス)
- • 一部のパッケージ(例:20オンスの炭酸飲料や15オンスのスープ缶)や複数回にかけて消費される製品の、カロリーや他の栄養素に関する記載方法の変更