米FDA、食品表示ラベリング監視プログラムを14年ぶりに更新

米国食品医薬品局(FDA)は2025年6月25日、食品表示の正確性と一貫性を確保するためのコンプライアンスプログラム「CP 7321.005」を改訂し、新たに「General Food Labeling Requirements and Labeling-Related Sample Analysis – Domestic and Import(国内外における食品表示要件および表示関連サンプル分析)」として公表しました。これは2010年に発行された旧バージョンを置き換えるもので、最新のラベリング規則、検査ガイダンス、執行優先事項が反映されています。
このプログラムは、FDA査察官が米国内および海外の食品施設を検査する際の手順書であり、食品表示の法令順守状況の評価に用いられます。今回の改訂により、既存の表示規則が査察の現場でより明確に運用されることとなります。
今回の改訂では、以下のような主な変更点が盛り込まれています:
- • FASTER法(2021年施行)に基づき、ごまを9番目の主要アレルゲンとして表示対象に追加
- • グルテンフリー表示に関するガイダンスの明確化
- • 栄養成分表示(Nutrition Facts Label)の2016年改訂内容(書式や栄養素表示の変更)との整合性確保
今回の改訂は、FDAの査察官が内部的に参照する手順書の更新であり、新たな規則が制定されたわけではありません。しかし、改訂版は2025年6月25日の公表日から適用されると考えられ、査察官は今後このプログラムに基づき施設を評価することが予想されます。
そのため、既に施行済みの法令(例:FASTER法やNutrition Facts表示の改訂)に未対応のラベルが存在する場合、査察で指摘を受けるリスクが高まる可能性があります。食品を米国に輸出・販売している事業者は、これらの表示要件への対応状況をあらためて確認しておくことが推奨されます。
グロービッツでは、食品表示に関する米国規制対応、ラベル作成サポート、FDA査察準備などのご相談を受け付けております。

