カナダ国民のための食品安全規制
カナダ食品検査庁(Canadian Food Inspection Agency;CFIA)により制定された、カナダ国民のための食品安全法(Safe Food for Canadians Act;SFCA)の下にある、カナダ国民のための食品安全規則(Safe Food for Canadians Regulation;SFCR)が2019年1月15日より施行されました。取り扱う食品によっては、猶予期間を設けているものもあります。
カナダ国民のための食品安全規則(SFCR)による影響
SFCRは、危険な食品からカナダ国民を守ることを目的とし、カナダで生産・製造されている食品だけでなく、輸入食品にも適用されます。これらの食品事業者は、予防管理及び予防管理計画の作成、ライセンスの取得やトレーサビリティシステムへの登録が必要となります。
« 2019年1月15日から準拠が必要な対象食品 »
食肉および魚製品/乳製品/卵および卵加工品/加工果物・野菜製品/
蜂蜜とメープル製品/生鮮野菜および果物
« 12~30カ月の猶予期間*が設けられている対象食品 »
菓子、焼き菓子およびスナック菓子/飲料/食用油/乾燥ハーブおよびスパイス類/
ナッツおよびシード類/コーヒー、紅茶およびお茶類/シリアル/パスタ類
*猶予期間について、製品によっては異なる場合もございますので、一度ご確認・ご相談頂くことをお勧めいたします。
2019年1月15日より前に認定された輸入食品に関して
CFIAはこれまで通りの方法で国境での輸入食品の通関許可を実施します。現段階では、2019年1月15日以前に原産国で認定された有効なライセンスがある限り通関を認められ、新規制に沿って通関を拒否されることはありません。しかしながら、いくつかの条件も指定されているため、自社のライセンスが有効とみなされるかどうかについては、事前に確認が必要です。
グロービッツでは、カナダ国民のための食品安全規則(SFCR)だけでなく、その他カナダ規制に関するご相談も随時受け付けております。また、米国食品規制(FDA、Prop65など)に関しましても日本語によるサポートを行っております。ぜひお気軽にご相談ください。