FDAが食品ラベルのPotassium Chloride (塩化カリウム) 表記に代替名を使用するガイダンス原案を発表
FDAが食品ラベルのPotassium Chloride (塩化カリウム) 表記に代替名を使用するガイダンス原案を発表
FDAは食品製造業者に対し、現在食品ラベル成分リストで使用されている「potassium chloride (塩化カリウム)」の表記を「potassium chloride salt (塩化カリウム塩)」に変更するガイダンス原案を発表しました。
この原案はFDAが推進する栄養イノベーション戦略に基づいており、塩分の過剰摂取は高血圧を引き起こし心臓・脳疾患のリスクとなることから、この戦略は消費者の認識を高めると同時に食品業界がより健康的な食品を提供するようサポートする目的があります。
塩化カリウムは、食塩の部分代替品として食品加工や製造行程で使用されています。「salt (塩)」という語を「potassium chloride」の語尾に付け加えることで、製造業者が代替品である塩化カリウムの使用を増やすよう働きかけ、また消費者が食塩の代替品として塩化カリウムがあることの認識を高める効果が見込まれます。その結果、塩分の摂取量低減だけでなく、不足しているカリウム摂取量の増加につながる可能性もあります。
グロービッツはFDA食品コンサルタントとして食品ラベル作成サポートや、FDA食品ラベル規制に沿ったラベルレビューも行なっております。