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米国食品医薬品局(FDA)が天然由来の食品着色料3種承認

アメリカFDA、海外製造施設へ抜き打ち査察実施、イメージ
 
 

 

米国食品医薬品局(FDA)は2025年5月9日、天然由来の食品用着色料3種類を新たに承認しました。

今回承認されたのは、ガルディエリアエキスブルー、バタフライピー抽出物、リン酸カルシウムの3品目です。

これらの着色料は、いずれも天然原料から得られた成分であり、石油由来の合成着色料からの移行推進の一環として評価・承認されました。なお、本措置は、米国保健福祉省(HHS)が進める「Make America Healthy Again(アメリカを再び健康に)」政策に基づくもので、ロバート・F・ケネディ・ジュニアHHS長官が主導しています。

また、連邦食品・医薬品・化粧品法第 VII 章、第 721 条(Federal Food, Drug, and Cosmetic Act: FD&C Act)に基づき、コールタール系染毛剤以外の着色料で、食品、医薬品、化粧品、または長期間にわたってヒトや動物に接触する医療機器は、FDAの承認を受ける必要があります。今回の承認もこの規制の枠組みに従って実施されたものです。

ガルディエリアエキスブルーは、単細胞紅藻ガルディエリア由来の青色着色料で、ジュース、ヨーグルト飲料、冷菓、菓子類、シリアルなど幅広い食品に使用が可能です。

バタフライピー抽出物は、蝶豆(バタフライピー)の花から水抽出された青~紫色系の天然色素で、従来から飲料や菓子類での使用は認められていましたが、今回の承認により、シリアル、チップス、クラッカーなどへの使用も可能となりました。

リン酸カルシウムは白色の着色料で、鶏肉加工品、ホワイトキャンディー、ドーナツシュガーなどでの使用が承認されました。

FDAは、今後も食品着色料添加物の審査において引き続き安全性を優先することを強調し、消費者の健康保護に努めるとしています。

今回のように一度FDAにより承認された着色料は、承認された使用条件内であれば他の製造業者による利用も可能です。

グロービッツでは未承認の食品着色料添加物の申請やコンサルティング、承認済み着色料のリサーチや、その他アメリカマーケットに関するご相談を受け付けております。



参照:U.S. Food & Drug "FDA Approves Three Food Colors From Natural Sources"

 
 
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